一番大切なポイント:味わいは抽出で決まります。
いろいろと試す手間はかかりますが、最も大切な事です。最初は安価な市販品を使うのも良いと思います。
御自身の好みが何となくわかってきたら、銘柄による風味の違いをお楽しみ下さい。
市販品と自家焙煎品の違いもわかるようになります。
コーヒーに正解はありません。好みは個々で違います。豆やの考えもそれぞれです。
御購入の注意点
①まとめ買いは避けましょう。開封してから2週間程度で飲み切る事が理想です。
*通常の風袋では1カ月以上が経過すると一般市販品と大差がなくなります。
②中深煎りまでの焙煎度がお薦めです。
*深煎りは苦みが強調されて誤魔化されやすいです。
③いつ焙煎した豆かを確認してください。1週間以内が理想です。
④高速熱風式焙煎機で焼いた豆は避けましょう。オーダーしてからの待ち時間が短い場合はその可能性があります。
*ジェット焙煎機とも言います。縦長の焙煎機で豆が舞い上がる様に焙煎している事が多いです。誰が焼いても同じ結果になりますが、香り抜けや油脂抜けが多く、豆の持つ個性が失われてしまいます。
⑤生豆時価格には注意しましょう。
*店舗によっては焙煎前の生豆100gの価格を表示している場合があります。お得な価格にみえますが、焙煎すると焙煎度により13~20%は目減りします。「生豆時販売価格÷0.85」で計算すると、おおまかな焼き豆価格がわかります。例) 生豆時100gで480円→480円÷0.85≒568円/焼き豆100g
⑥価格に惑わされない様にしましょう。価格には理由がありますが、高いから美味しいとは限りません。
*スペシャルティコーヒーを主体に扱うお店が増えていますが、しっかりと焙煎すればスタンダード銘柄でも十分に美味しいと思います。妥当な価格かどうかネットなどで情報を集めてから判断して下さい。スタンダードでは価格競争が厳しく利益が出せません。価格が不透明なスペシャルティを扱う理由はこのあたりにも要因があります。